血統について|主な6大系統を解説

はじめに

競馬は「Blood Sports(血のスポーツ)」とも呼ばれるように、血統がレース結果に大きな影響を与えるスポーツです。

血統によって、スピードに優れたタイプやパワーに優れたタイプなど、それぞれ異なる特徴があります。

そして競馬の血統は、「系統」と呼ばれるグループに分類されます。

この記事では、競馬予想にも役立つ血統の「系統」について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

血統の「系統」とは

競馬において、どれほど能力の高い馬であっても、すべてのレースに勝ち続けることはできません。

なぜなら、それぞれの馬には得意・不得意があり、レースごとに求められる条件も異なるためです。

こうした馬の特徴を理解するうえで重要な要素の一つが、血統における「系統」です。

「系統」とは、同じ祖先を持つ種牡馬のグループを指します。
一般的に、同じ系統に属する馬は似た特徴を持つ傾向があるため、系統を確認することで、その馬の大まかな適性や強みを把握することができます。


以下は主な系統図です。
オレンジ色のものが大系統、青色のものが小系統となっています。

6大系統図

主な大系統の特徴

上の図のように、血統は、系統という大きなくくりで分類されます。ここでは、主な6つの系統について、その特徴や代表的な種牡馬を記載します。

それぞれに特徴があり、競馬予想をするなかでぜひ活用してみてください。

サンデーサイレンス系

サンデー系の最も大きな特徴は、瞬発力と、芝の中距離以上での安定力です。その一方で、多くのサンデー系は短距離やダートでは、凡走する傾向があります。

これは、瞬発力勝負になりやすい日本の芝コースに高い適性をみせています。特に、直線が長い東京や新潟の芝などでは、サンデー系の成績が良いことも知られています。

日本での成功をおさめたサンデー系は、次々と繫殖され、今では多くの活躍馬を輩出しています。
そのため、サンデー系の中にも様々な種類の馬が存在しており、「スタミナ寄りのサンデー系」「スピードよりのサンデー系」「ダート寄りのサンデー系」「ローカル寄りのサンデー系」などに分類されています。

また、サンデー系の中でもディープインパクトの血を持つ馬は「ディープ系」とされている。

ミスタープロスペクター系

ミスタープロスペクターはアメリカで活躍した競走馬で、現在の世界の競馬に大きな影響を与えている大種牡馬の一頭です。

ミスプロ系はダートの短距離~中距離に適性があるといわれています。また、スピード力を持っていることも特徴の一つです。

一方で、ミスプロ系の中には欧州で活躍した種牡馬も存在し、芝レースへの適性を持つ馬も多くいます。

日本でも芝・ダート問わず活躍馬が多く、芝では代表馬として、キングカメカメハがいます。

ノーザンダンサー系

ノーザンダンサーは芝コースを得意とする競走馬として活躍し、その後は種牡馬として世界的な成功を収めました。

距離適性については、非常に幅広く、万能タイプだとされています。
そのため、短距離から長距離まで、様々な距離で活躍する種牡馬を輩出しています。

また、ノーザンダンサー系の中でも、サドラーズウェルズ系やダンチヒ系は持続力やパワーに長けている特徴があります。

ターントゥ系

ターントゥ系には、主にヘイロー系、ロベルト系、ハビタット系といった系統が存在します。

特にヘイロー系は、その後サンデーサイレンスへとつながり、日本競馬における主流血統としての地位を築いてきました。

サンデー系が瞬発力に長けているのに対して、ロベルト系はパワーと底力に長けています。そのため、同じ先祖を持っていても、異なる適性や特徴を持っていることがいえるでしょう。

ネイティブダンサー系

ネイティブダンサー系はパワーに長けており、特にダートで好成績を残している産駒が多くいます。

力強い走りが特徴で、時計のかかる馬場やタフなレース展開に強い傾向があります。

また、子孫の中には芝で活躍する馬も存在しますが、その場合でも、阪神や中山といったパワーを必要とするタフなコースで好走するケースが多く見られます。

ナスルーラ系

ナスルーラ系の大きな特徴は、早熟性とスピード能力の高さにあります。

そのため、若いうちから完成度が高く、2歳や3歳で活躍する馬が多い傾向があります。

また、スピードの持続力にも優れている点も特徴です。

さらに、ナスルーラ自体がそうであったように、気性難が多いことも特徴の一つです。
そのため、能力は高いものの、レースで安定したパフォーマンスを発揮するかどうかは気性面に左右されることも少なくありません

まとめ

ここでは、代表的な大系統について書きました。大系統は、サラブレットを大きなくくりで分類し、ある程度特徴づけたものです。

しかし、大系統における特徴がすべての馬に当てはまるわけでもありません。

同じ系統であっても、異なる特徴の馬も多くいます。それぞれの特徴を把握するためには、さらに細かく抑える必要があります。

そのため、小系統や父、母父などの細かな分類も競馬予想にとって重要となってきます。

小系統についてはこちら


最後までお読みいただきありがとうございました。

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