競馬の調教とは?|種類や特徴をわかりやすく解説
調教とは?
競走馬はレースに出走するまでの間、日々さまざまなトレーニングを積んでいます。
調教には、馬をリラックスさせながら走らせるキャンター調教や、プール調教など、多くの種類があります。
これらの中でも、特に重要とされているのが「追い切り調教」です。追い切り調教は、実戦に近いスピードで馬を走らせる強めの調教で、一般的には週に1~2回行われます。
とりわけ、レース直前に行われる最終追い切りは、万全の状態でレースに挑むために欠かせないものです。
さらに、調教は馬の調子や完成度を判断するうえでも非常に重要です。そのため、追い切り調教の内容は、競馬予想においても大きなファクターとなり、多くの競馬ファンや予想家が注目するポイントとなっています。
調教馬場の種類と特徴
ウッドチップ
坂路やトラックの主要コースで最もよく利用される敷材です。
主に、美浦坂路、栗東坂路、美浦南馬場Bコース、栗東Cコースで使用されています。
クッション性が高く、脚への負担が少ないため、怪我につながることも少ないとされています。しかし、雨の影響は受けやすく、水分を含むと調教時計にも大きな影響を与えてしまいます。
そこで、天候による影響をほとんど受けないニューポリトラックが導入されるようになりました。
ニューポリトラック
美浦南馬場Cコース、栗東Dコースで使用されています。
近年になり導入されたニューポリトラックは、天候によらず馬場状態が一定に保てるという大きな特徴があります。
そのため、降水などにより、ウッドチップなどの馬場状態が悪くなると、このニューポリトラックを使用することが多くあります。
ただし、良い点ばかりではありません。
芝のように速い時計が出るため、脚に大きな負担がかかる点があります。このため、主要馬場とはせずに、雨などの時のみ使用するなどの厩舎が多いです。
芝
競馬場と同じような構造の芝です。美浦は洋芝、栗東は野芝で使用しています。
美浦南馬場Cコース、栗東Dコースで使用されています。
ダート馬が初めての芝のレースを走るときなどに使用することもありますが、近年では使用頻度も減ってきています。
ダート
こちらも競馬場と同じような構造です。
美浦南馬場Aコース・Dコース、栗東Bコース・Eコースなどで使用されています。
初ダートの出走を予定しており、適性を見るためなどに使用しますが、近年ではほとんど使われていません。
調教コースの種類と特徴
栗東、美浦にある調教コースは、大別して「坂路」と「トラック」があります。
ここからはこれらの調教コースについて解説していきます。
坂路
坂路コースは、その名の通り坂を走る調教です。多くの厩舎が追い切りで使用するコースです。
600mほどの急な坂道コースであり、短時間で大きな負荷をかけることができます。
そのため、一瞬で加速する「瞬発力」や力強く走る「パワー」を鍛えることができます。
トラック
競馬新聞では、坂路以外で、南WやCWなどと記載されているものもトラック調教です。
トラックは、実際のレースで走るような円形のコースを走ります。そのため、コーナーでの立ち回り方や、脚の使い方などを馬に教えることができます。
また、坂路と比べて、距離を走ることができるので、スタミナを強化できる側面もあります。
パワーや瞬発力を鍛える坂路に対して、トラックでは、走り方を学ぶ場所ととらえることができるでしょう。
調教の種類と特徴 まとめ
本記事では、競走馬がレースに出るまでの、追い切り調教の種類や特徴について解説しました。
競走馬の調教は、単に走らせるだけではなく、目的に応じて調教馬場や調教コースが使い分けられています。
調教馬場や調教コースの違いを理解することは、競走馬の仕上がりを見極めるうえで欠かせないポイントです。
今後レース予想をする際には、ぜひ調教内容にも注目し、馬の状態や陣営の狙いを読み取る材料として活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

