競馬場での場所取りは可能?|JRAのルールと現状
はじめに:競馬場での場所取りってそもそも可能?
競馬場は、指定席を取っていなくても入場することができます。
スタンドやコース周辺など、基本的には自由に観戦できるエリアが多く、「どこで見ればいいのか迷う」という人も少なくありません。
その中でも人気なのが、スタンドの最前列です。迫力ある蹄音や、騎手と馬が目の前を駆け抜けていく臨場感は、魅力的だといえるでしょう。
しかし、その最前列を確保するためには、場所取りの競争が避けられないのが現実です。
レース当日には、開門直後から多くの来場者が最前列を目指し、朝一の段階で良い場所がすでに埋まってしまうことも珍しくありません。特に、G1などの大きなレースがあるときは、場所取りのために前日から門の前で待機する人も見られます。
しかし、ここで気になるのが、
「そもそも競馬場で場所取りはしてもいいの?」「シートや荷物を置いて確保するのはルール違反ではないの?」
といった疑問です。
実は、場所取りについてはJRAが定めているルールが存在します。
知らずに行ってしまうと、注意されたり、最悪の場合は撤去されてしまうこともあります。
そこで、本記事では、競馬場における場所取り事情やJRAのルールなどについて解説します。
競馬場の場所取りの現状
現在、競馬場のパドック周辺やスタンド最前列では、椅子や新聞、レジャーシートなどを使った場所取りが広く行われています。
中には物だけ置かれ、人がいない状態のまま放置されているケースも少なくありません。朝一番に場所を確保し、その後は別の場所で過ごす、という光景もよく見られます。
確かに、良い場所を取った以上、一日中そこに居続けなければならないと考えると、体力的にも負担が大きく、現実的ではありません。トイレや食事のためにも、その場所を離れられないとなれば、競馬場を楽しむことも難しくなるでしょう。そのため、物だけで場所を確保するケースが増加しているのでしょう
しかし、こうした長時間無人の場所取りが、問題ないとは言い切れません。
競馬場によっては、係員から注意を受けたり、撤去される可能性もあります。また、最前列が物だけで埋まっている状況は、他の人にとって不公平に感じられることもあるでしょう。
このような現状ですが、JRAのルールはどのようになっているのでしょうか。
JRAのルールと禁止事項
JRAは場所取りについて一部のエリア(芝生広場など)を除き禁止しているようです。
細かいルールは各競馬場により異なると思いますが、ここでは京都競馬場を例にします。
京都競馬場のサイトには次のように書かれております。
・敷物(新聞紙を含む)は一部の芝エリアを除き、ご利用いただけません。
※下図の青線囲み内緑色の芝エリアのみご利用いただけます。ただし、混雑時は敷物可能エリアにつきましても撤去をお願いすることがございます。
・自由席をご利用の際、荷物・新聞等を席に置いたままトイレ・勝馬投票券の購入などで席を離れること(場所取り)は禁止とさせていただきます。
注記:荷物等を置いたまま自由席を離れた場合、荷物等を撤去させていただく可能性がございます。
このことからも、スタンドの正面などは場所取りが禁止されていることがわかります。また、自由席について記載されていますが、スタンドの最前列なども同じように考えてよいでしょう。

引用:競馬場内の敷物・持ち込物等の取り扱いについて【京都競馬場】
これまでは、JRA側も見逃していたところもありますが、近年、撤去など対策を講じています。実際に、係員が場所取りの新聞などを撤去しているところも見受けられます。
場所取り禁止でも実際はどうなの?現状と対策
以上のように、JRAは原則として、場所取りを禁止しています。しかし、実際には場所取りは多くなされている現状があります。
最近では、職員による撤去も見られますが、ある程度は目をつぶっていた事実もあるかと思います。
競馬ファンは、撤去されれば、しょうがないという気持ちで場所取りをしているのかもしれません。
しかし、ルールを守り、観戦することは重要です。
安心して最前列を取りたい場合には、開門時に並んで場所の確保をすることをおすすめします。そして、食事やトイレなどで場所を離れる時には、同行者や隣の人にそこに居てもらうなどの工夫をすると良いでしょう。
まとめ:ルールを守って安全に楽しむポイント
競馬場の、スタンドの最前列などは、新聞や荷物による場所取りが行われている光景を目にすることが多々あります。
しかし、芝生エリアなどの一部を除き、敷物や物を置いての場所取りは原則として禁止されています。
現状では、JRA側がすべてを厳格に取り締まっているわけではありませんが、ルールを理解し、周囲に配慮しながら観戦することが大切です。
特に、スタンド最前列などの人気エリアを確保した場合は、必ず誰かがその場に残るようにするとよいでしょう。
一人一人がルールを守ることで、競馬場での観戦はより快適で楽しいものになるでしょう。

