本賞金と収得賞金の違いは? 競馬の賞金を分かりやすく解説

はじめに

競馬にはレースごとに賞金が設定されていますが、「賞金」のなかでも、いくつかの種類があることをご存じでしょうか。

特に「本賞金」と「収得賞金」は混同されやすく、少し分かりにくい仕組みとなっています。

しかし、この2つの賞金はそれぞれ役割が異なり、レースの出走条件などにも大きく関わっています。

この記事では、本賞金と収得賞金の違いについて、競馬初心者にも分かりやすいように解説していきます。

本賞金と収得賞金の違い


競馬には、大きく分けて、「本賞金」と「収得賞金」があります。

まず、本賞金(本賞)とは、競走馬がレースで原則5着までに入った際に支払われる金額のことです。
なお、ここでは6着以降の競走馬にも支払われる出走奨励金や特別出走手当は含まれません。

しかし、レースへの出走条件やハンデ戦での設定斤量には、本賞金ではなく、収得賞金が基準となります。

例えば、牝馬クラシックの一冠目である桜花賞では、優先出走馬(※)を除き、収得賞金順に出られる馬が決まります。
(※)桜花賞の優先出走馬はmチューリップ賞3着以内、フィリーズレビュー3着以内、アネモネステークス2着以内の8頭です。

 では、これらの収得賞金はどのように決められているのでしょうか。

 これは、レースやクラスにより、収得賞金に算入する額が決められています。

 収得賞金は、本賞金とは違い、1着になった時にのみ(重賞では2着以内)算入される賞金のことです。


オープン競走以外
新馬、未勝利・・・400万円
1勝クラス・・・500万円
2勝クラス・・・600万円
3勝クラス・・・900万円


オープン競走
2歳リステッド・・・800万円
2歳競走(リステッド、九州産馬限定競走を除く)・・・600万円
3歳リステッド・・・1200万円
3歳競走(リステッドを除く)・・・1000万円
4歳以上リステッド・・・1400万円
4歳以上競走(リステッドを除く)・・・1200万円


重賞競走
2歳重賞(G1, G2)・・・本賞の半額(1,2着に限る)
2歳重賞(G3)・・・1着1600万円、2着600万円
3歳以上の重賞・・・本賞の半額(1,2着に限る)

このように、5着までの賞金を足し合わせる「本賞金」とは異なり、「収得賞金」は少し複雑な計算となります。

収得賞金の事例

実際に2025年の桜花賞で、優先出走馬を除き、収得賞金がトップだったアルマヴェローチェの収得賞金を見てみましょう。


2024/08/04 2歳新馬 1着。
   08/31 札幌2歳ステークス(G3) 2着。
   12/08 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着。


ここから収得賞金は、
新馬戦1着で400万円
札幌2歳ステークス(G3)2着で600万円
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)1着で6500万円(阪神JFの1着賞金)÷2=3250万円

これより、アルマヴェローチェの桜花賞前の収得賞金は4250万円となります。


本賞金と収得賞金の違い まとめ

競馬における本賞金(本賞)収得賞金の違いをまとめると、以下のようになります。


本賞金(本賞)・・・レースで5着までに入った際に支払われる額である。奨励金や手当は含まれない。

収得賞金・・・レースの出走権などを争う重要な賞金。レースで1着(重賞では2着以内)になった時に、加算される金額。


2つの言葉は混乱しやすいですが、正しく覚えていると便利でしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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