競馬のペースとは?スローペースとハイペースの違いを解説

はじめに

競馬において、「ハイペースで前がつぶれた」や「スローペースすぎて、差しが届かなかった」など、聞いたことがありますでしょうか?

競馬において、展開はとても重要であり、展開を大きく左右するものがレースのペースです。
いくら強い逃げ馬でも、ペースが速すぎると凡走したり、いくら強い差し馬でも、ペース遅すぎると届かなかったりします。

では、ペースはどのように決まり、それにより、なぜ勝敗が左右するのでしょうか?

ここでは、ペースが決まる要因やその影響について詳しく解説していきます。

競馬のペース

競馬のペースは、一般的に前半のペースと後半のペースを比較して、スローペース(S)、ミドルペース(M)、ハイペース(H)に分類されます。


スローペース(S)・・・前半のペースが後半ペースよりも遅くなること。逃げ・先行馬に有利となる。

ミドルペース(M)・・・前半のペースと後半のペースが同じくらい。

ハイペース(H)・・・後半のペースが前半のペースよりも速くなること。中団・後方待機馬に有利となる。

 ペース判断の材料として、前半の1000のタイムがあります。

 明確な基準タイムはありませんが、中距離芝において、前半1000mは60秒前後で通過することが多いです。仮に、1000mの通過が、58秒となるとハイペース、63秒となるとスローペースなどといわれます。

 しかし、これはクラスや馬場状況なども考慮する必要があるため、一概には言えません。

スローペースの要因とその影響

スローペースになる要因には以下のことが考えられます。

  • 逃げ馬が少ない
     
     逃げ馬が少ないと、前が争い合わず、ゆったりとした流れになりやすくなります。逃げ馬がゆっくり走れてスローペースになりやすくなります。
  • 有力馬が後方に固まっている
     
     有力馬が後方に固まっていると、それらの騎手同士で「誰が早く動くだろう」「早く動くと不利になる」などの牽制が生じやすくなります。それらの結果、レース全体が鈍くなり、ゆったりとレースが流れる傾向になります。
  • 距離短縮馬が多い

     馬は、走る距離を知りません。そのため、これまでと同じようなペースで走ろうとします。
    例えば、ずっと1600mを走っていた馬が1200mに出走した場合、その馬は1600mで走っていたようなゆっくりのペースで走ろうとします。(もちろん騎手がペースを変えますが・・)
     このような距離短縮馬が多いレースでは、全体的にペースが落ち着きやすく、スローペースになる傾向があります。

 これらの要因で、スローペースになると、前にいる馬には、まだ余力があり最後の直線でしっかり脚を使えます。
 その一方で、後方の馬は、どれだけ速く走れても(馬が走れるスピードには限界があるため)前まで届かないケースも多々あります。

 スローペースになりそうな時には、前目でレースを運べそうな馬を積極的に狙ってみてはどうでしょうか。


ハイペースの要因とその影響

ハイペースになる要因には以下のことが考えられます。

  • 逃げ馬が多い

     逃げたい馬が多いと、前でのポジション争いが激しくなります。その影響で、ペースが流れやすくなり、ハイペースになる傾向があります。
  • 有力馬が前方に固まっている

    有力馬が前方に固まっていると、お互いを意識し、譲らなかったりなどで、ペースが流れることがあります。このような場合に、ハイペースになりやすいと考えられます。
     
  • 距離延長馬が多い

    馬は、走る距離を知りません。そのため、これまでと同じようなペースで走ろうとします。
    例えば、ずっと1200mを走っていた馬が1600mに出走した場合、その馬は1200mで走っていたような速めのペースで走ろうとします。(もちろん騎手がペースを抑えようとしますが・・)
    このような距離延長馬が多いレースでは、全体的にペースが流れやすく、ハイペースになる傾向があります


  これらの要因で、ハイペースになると、前目でレースを運んだ馬が最後の直線でバテてしまうことが多くあります。
 そのため、後方で脚をためていた差し馬が好走しやすくなります。

 ハイペースになりそうな時には、中団や後方待機馬を積極的に狙ってみてはどうでしょうか。

まとめ

この記事では、競馬におけるペースやその影響について解説しました。
 ペースは競馬において、展開を左右しうる、とても重要なものです。


スローペースになる要因
逃げ馬が少ない
有力馬が後方に固まっている
距離短縮馬が多い


ハイペースになる要因
逃げ馬が多い
有力馬が前方に固まっている
距離短縮馬が多い


最後までお読みいただきありがとうございます。

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